マイクノイズを消す方法【NVIDIA Broadcastの使い方】

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ゲーム配信などでマイクのノイズって気になりますよね。

動画が始まると流れる「サーッ」「ザーッ」というノイズに
頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。

私もOBSのノイズ抑制などで消えないかと試行錯誤しましたが
思うような効果はありませんでした。

今回はマイクのノイズを劇的に抑える「NVIDIA Broadcast」の使い方を見ていきましょう。

ちなみに似たようなツールで「RTX Voice」というツールがあるのですが、
私は途中でフリーズして使えませんでした。

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まずは動作環境を確認

まずは動作環境の確認をしましょう。

結論から言いますとNVIDIA Broadcastを使用するには
NVIDIA GeForce RTX 2060、Quadro RTX 3000、TITAN RTX 以降のRTXシリーズの
グラフィックカードが必要
です。

ぺろちゃん

ぬーん
グラフィックカードの種類なんてわからないつぼ。

よく分からない場合は、実際に確認してみましょう。

  1. 画面下段部のタスクバーでアプリなど表示がない部分で右クリック
  2. 「タスク マネージャー」をクリック
  3. 「パフォーマンス」をクリック
  4. 「GPU」をクリックして右上部の表示を確認

これでグラフィックボードの確認ができました。
改めて動作環境の確認をしていきましょう。

  1. GPU:
    • NVIDIA GeForce RTX 2060、Quadro RTX 3000、TITAN RTX 以降のRTXシリーズのグラフィックカードが必要です。
    • GTXシリーズのグラフィックカードでは、ビデオ関連の機能は利用できませんが、音声関連の機能(ノイズ除去など)はRTX Voice(NVIDIA Broadcastの前身)を通じて一部利用可能です。ただし、性能はRTX GPUに比べると劣る場合があります。
  2. ドライバー:
    • NVIDIA Studio ドライバー 462.46、Game Ready ドライバー 465.89、または NVIDIA RTX Enterprise ドライバー 462.59 以降が必要です。
    • 最新のドライバーは、NVIDIA公式サイトまたはGeForce Experienceを通じて確認・更新してください。
  3. CPU:
    • Intel Core i5 8600、AMD Ryzen 5 2600 以上を推奨。
  4. OS:
    • Windows 10(64bit)またはWindows 11が必要です。
  5. インターネット接続:
    • インストール時に最新のAIモデルをダウンロードするため、インターネット接続が必要です。
  6. 互換性のあるデバイス:
    • マイク、スピーカー、ヘッドセット、ウェブカメラは、Logitech、Elgato、AVerMedia、Razer、ASUS、HyperX、SteelSeries、RODE、Boseなどの主要メーカーの最新モデルと互換性があります。Apple AirPodsもサポートされています。
    • デバイス自体にノイズ除去などの類似機能がある場合、NVIDIA Broadcastとの競合を避けるためにその機能をオフにしてください。

ソフトウェアの互換性

  • NVIDIA Broadcastは、以下のアプリケーションと互換性があります:
    • 配信アプリ: OBS Studio、Streamlabs、Xsplit Broadcaster、Twitch Studio、HuYa、DouYu、Bilibili
    • ビデオ会議アプリ: Zoom、Microsoft Teams、Skype、Webex、Google Meet、Slack、Bluejeans
    • ボイスチャットアプリ: Discord、TeamSpeak
  • アプリケーション内でNVIDIA Broadcastの仮想デバイス(マイク、カメラ、スピーカー)を選択することで、AIエフェクトを利用できます。

その他の注意点

  • インストール: NVIDIA Broadcastは公式サイトから無料でダウンロード可能です。RTX Voiceがインストールされている場合、自動的にアンインストールされます。
  • パフォーマンス: 複数のAIエフェクトを同時に使用するとGPU使用率が増加するため、システムリソースに注意が必要です。
  • 設定: アプリケーションやドライバーで同様のエフェクト(例:ノイズキャンセリング)が有効になっている場合、二重適用による不具合を防ぐため、それらを無効にしてください。

補足

  • 2025年1月31日にリリースされたNVIDIA Broadcast 2.0では、UIの刷新や新機能(Studio Voice、Virtual Key Light)が追加されていますが、一部のユーザーからノイズ除去の強度調整が削除されたことや不具合(例:声が消える、GPU高負荷)が報告されています。安定性を求める場合、バージョン1.4へのダウングレードが推奨される場合があります。
  • 問題が発生した場合、ドライバーの更新、システムの再起動、または他のアプリケーションとの競合チェックを行うと解消されることがあります。

詳細なインストール手順や最新情報は、NVIDIA公式サイト(https://www.nvidia.com/ja-jp/geforce/broadcasting/broadcast-app/)を参照してください。

OBSでもノイズ除去機能が搭載されている

OBS StudioでもアップデートによりNVIDIA Broadcastノイズ除去が組み込まれたようです。

調べたところ、OBS内のマイクのフィルタに「NVIDIAオーディオエフェクト」という項目が出るようなのですが、、、私のOBSには見当たりません。

バージョンアップもしているのですが謎です。

しかしながらOBS自体にノイズ除去機能があるのには変わりありません。

OBS自体にノイズ除去機能も記事にしていますので、ご覧いただければと思います。
参考になれば幸いです。

NVIDIA Broadcastを実際に使ってみる

NVIDIA Broadcastのダウンロード

まずは公式サイトでダウンロードしましょう。

  1. NVIDIA Broadcast 公式サイトにアクセス
  2. 右上部「ダウンロード」をクリック
  3. ダウンロードファイルをインストール

NVIDIA Broadcast 設定方法

実際にNVIDIA Broadcastでノイズ除去を行うにはマイクと配信ソフトの両方の設定を行います。

NVIDIA Broadcast マイクの設定方法

NVIDIA Broadcastで使用する「マイク」を選択します。

NVIDIA Broadcastはマイクと配信ソフト等(今回はOBSを使用)の間を中継をして
ノイズ除去後に、OBSへ出力をしています。

今回はマイク(HyperX QuadCast)を選択。

続いて「マイクエフェクト」でノイズ除去をONにします。これでノイズ除去が有効化されます。

他のエフェクトについてはお好みで自由に選択しましょう。

実際に音声テストをしながら各設定をしていくと分かり易いです。

スピーカーやカメラも設定できる

NVIDIA Broadcastではスピーカーやカメラについても設定が可能です。

背景をぼかしたり、削除したり、入れ替えたりと様々な機能があります。

気になる方は色々と触ってみてください。

配信ツール側の設定をする

あともう一息で設定は終了です。

今回はOBS Studioで設定していきましょう。

OBS StudioでのNVIDIA Broadcast設定

マイクの設定方法です。

  1. 「ファイル」→「設定」を選択
  2. 「音声」→「マイク音声」を選択
  3. 「マイク (NVIDIA Broadcast)」を選択
  4. 「OK」で設定完了です。

あとは実際に使ってみましょう。

音量調整しながら最適な設定を目指してみてください。

実際、私もかなりのノイズ除去を体感することができました。

今回はマイクノイズを消す方法【NVIDIA Broadcast】の使い方について見てきました。

ここまでご覧いただきましてありがとうございました。