
SPDR Portfolio S&P 500 High Dividend ETF(ティッカー:SPYD)の株価推移、分配金、利回りについて、最新のリアルタイム金融データと関連情報を基に簡潔にまとめます。
免責事項: 私は財務アドバイザーではありません。投資は自己責任でお願いします。
1. 株価推移
- 最新株価(2025年6月27日時点):42.234 USD(前日比 +0.044 USD、+0.10%)
- 52週範囲:37.92 USD(最安値)~47.52 USD(最高値)
- 最近の動向(ファイナンスカード参照):
- 1ヶ月:過去1ヶ月(2025年5月28日~6月27日)で株価は42.50 USDから42.234 USDへ、約0.61%下落
- 1年:過去1年(2024年6月~2025年6月)で株価は40.23 USDから42.234 USDへ、約5.00%上昇
- 過去5年:2020年の34.05 USDから2025年の42.234 USDまで、年平均約4.4%の上昇(配当再投資を除く)
- テクニカル指標では、短期的な売りシグナルが示唆されており、3ヶ月で約6.48%の下落予測(価格範囲:35.97~40.90 USD)もあるが、現在の価格水準を維持すれば予測は変化する可能性
- 特徴:
- SPYDはS&P 500の高配当上位80銘柄に投資するETFで、株価は市場環境や金利動向、構成銘柄(特に金融・不動産セクター)の影響を受ける
- 2024年末から2025年初頭にかけての高金利環境やインフレ圧力により、高配当株はS&P 500全体をアンダーパフォームする傾向

(※チャート画像はTrading Viewより掲載「SPYD 月足」)
2. 分配金
- 分配金の特徴:SPYDは四半期ごとに分配金を支払うETFで、S&P 500高配当指数に連動し、安定した配当を提供
- 最新分配金(2025年3月26日時点):0.419 USD/株(四半期)
- 最近の動向:
- 2025年6月の分配金は0.500042 USD/株で、前年同期比約2.62%の増配
- 過去1年間の分配金合計:1.92 USD/株(四半期ごとの支払いを合計)
- 分配金の仕組み:
- 分配金は構成銘柄の配当金から得られ、経費控除後に支払われる
- 金融(38.03%)や公益事業(18.33%)の配当が主な原資
- 分配金の変動要因:構成銘柄の業績、キャッシュフロー、金利動向、市場環境
- 注意点:分配金の持続性は構成銘柄の配当政策に依存。SPYDは配当の質や持続性を重視しないため、配当成長率は他ETF(例:SCHD)に比べ低い
3. 利回り
- 最新配当利回り(税引前):
- 4.56%(過去1年の分配金1.92 USD ÷ 株価42.234 USD)
- 他の情報源では4.49%(2025年6月時点)や3.94%(直近データ)との記載もあり、算出基準で若干異なる
- 利回りの特徴:
- S&P 500の平均配当利回り(約1.18%、SPYの場合)を大きく上回るが、トップ25%の高配当ETF(平均7.59%)には劣る
- 高利回りは金融・不動産セクターの比重が高いためだが、ボラティリティが高く、配当成長は限定的
- 比較:
- 東証版QYLD(約11.2%)や米国版QYLD(12.42%)に比べ利回りは低いが、SPYDはカバード・コール戦略を用いないため、株価の上昇余地が大きい
4. SPYDの特徴と投資のポイント
- 運用戦略:S&P 500の高配当上位80銘柄に等加重で投資。配当の質や持続性より高利回りを重視。主なセクターは金融(38.03%)、公益事業(18.33%)
- 運用資産残高(AUM):約68.0億 USD(2024年9月30日時点)
- 経費率:0.07%(競合ETFの中で最安クラス、例:QYLDは0.60%)
- リスク:
- 高配当株は金利上昇局面でアンダーパフォームする傾向(2024~2025年の高金利環境で顕著)
- 配当の持続性に欠ける銘柄を含むリスク(配当トラップの可能性)
- 投資の留意点:
- 高利回りを求める投資家に適するが、配当成長や資本増価を重視する場合はSCHDやVYMが優れる場合も
- 分配金は課税対象(米国源泉税10%+国内源泉税20.315%、二重課税調整で還付可能)
- ポートフォリオでは分散の一環として活用し、過度な集中投資は避けるべき
5. 東証版QYLD(2865)との比較
- 株価推移:
- SPYD:過去1年で約5.00%上昇、為替リスクなし(USD建て)
- 東証版QYLD:過去1年で株価は為替影響を受けつつ上昇(円建て1,061 JPY、52週範囲920~1,348 JPY)
- SPYDはカバード・コール戦略を用いないため、市場上昇局面でリターンが高い可能性
- 分配金:
- SPYD:四半期ごとの分配(例:0.500042 USD/株、2025年6月)
- 東証版QYLD:毎月分配(例:約22.35 JPY/株、為替・外国税控除後)で頻度が高い
- 利回り:
- SPYD:4.56%(安定だが成長性は限定的)
- 東証版QYLD:約11.2%(カバード・コール戦略で高利回りだが、株価上昇余地は小さい)
- コスト:
- SPYD:経費率0.07%、取引手数料や為替手数料が必要(米国株取引)
- 東証版QYLD:経費率0.60%+国内コスト、円建てで取引手数料が安い場合も
- 税務と利便性:
- SPYD:米国ETFのため、為替手数料や取引時間(22:30~翌5:00 JST)が日本居住者には不便
- 東証版QYLD:円建てで東証取引(9:00~15:00 JST)、税務処理がシンプル
- どちらが得か:
- SPYD:低コストで株価上昇余地を求める場合や、為替リスクを直接管理したい場合に有利
- 東証版QYLD:高頻度の分配金や円建ての利便性を重視する場合に適する
6. データソースと注意
- 情報は2025年6月27日時点のリアルタイム金融データ(SPYD)とウェブ情報、Xの投稿に基づく。市場環境や金利、為替レートにより変動するため、最新の目論見書(State Street Global Advisorsや証券会社のウェブサイト)を確認
- 投資判断は、楽天証券、SBI証券などの販売会社で詳細を確認し、税務やリスクを考慮して専門家に相談を
- 株価推移の詳細は、回答上部の「ファイナンスカード」を参照してください
7. 補足
- 具体的なチャート分析(例:日次データやテクニカル指標)や、過去数年の分配金推移、SPYDと東証版QYLDの詳細比較が必要な場合は、追加でご質問ください
- 他の高配当ETF(例:VYM、SCHD)との比較も可能です
以上、SPYDの株価推移、分配金、利回りに関する情報と東証版QYLDとの比較でした。
ここまでご覧いただきましてありがとうございました。